抗原検査キットの医療用と研究用の違いとは?医療用抗原検査キットの購入方法は?
「医療用」と「研究用」の抗原検査キットは、国の承認を受けているか、受けていないかが大きな違いになります。
法人で使用する場合は医薬品卸売業者から、個人の場合は薬局から購入します。
医薬品扱いのため事前の準備や薬剤師からの説明が必要になります。
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2021年9月27日以降、新型コロナウイルス感染症に係る医療用抗原検査キットが、薬剤師による指導のもと薬局で購入できるようになりました。
購入できる抗原検査キットは、厚生労働省承認済の検査キットになり、ご家庭や職場等において、体調が気になる場合等のセルフチェックとしてご使用いただけます。
本記事では、抗原検査キットにはどのような種類があり、どのように購入できるのか、また、職場において検査される場合の法人様向けの購入条件などもご紹介いたします。
目次[非表示]
抗原検査キットとは?
新型コロナウイルスの構成成分であるタンパク質などの抗原を検出する検査です。
簡易検査キットでご自宅でも簡単に検査ができます。
検査時間は15~30分程度で、陽性・陰性の判定結果が出ます。
「医療用抗原検査キット」と「研究用抗原検査キット」の違いは?
抗原検査キットには、「医療用抗原検査キット」と「研究用抗原検査キット」の2種類が存在し、検査キットの違いをご説明します。
以下の表の通り、「医療用」と「研究用」の違いは「国の承認を受けているか」「国の承認を受けていないか」また、購入場所にも違いがあります。
※「第一類医薬品(OTC医薬品)」の抗原検査キットについては、「医療用抗原検査キットOTC化とは」のブログをご覧ください。→こちら
※医療用抗原検査キットの種類については、「【最新版】厚生労働省承認(医療用)の抗原検査キット・メーカー比較」のブログをご覧ください。→こちら
このように抗原検査キットには、2種類の検査キットが存在し「研究用抗原検査キット」では少数ですが一部トラブルの事象があったため、厚生労働省及び消費者庁は、「体外診断用医薬品(医療用抗原検査キット)」を選ぶよう、注意喚起がされています。
法人様向け「厚生労働省承認済の抗原検査キット」の購入方法は?
事業所で厚生労働省承認済み抗原検査キットを購入される場合は、医薬品卸売業者から購入することが可能です。
まずは、「事業所内に診療所が存在するか」否か、「どこで検査を実施するか」により購入方法が異なります。
職場で検査するまでの手順は?
事業者が職場で検査を実施する場合は、事前準備が必要です。
① 医療機関と連携し、職場で検査実施できる体制・環境を整備する。
② 検査を管理する従業員を定め、簡単な研修を受ける。
引用:医療従事者の不在時における新型コロナウイルス抗原定性検査のガイドライン等について
③ 販売業者に【確認書】を提出し、購入する。
ご購入時には、以下いずれかの確認書が必要となります。
なお、検査内容により、ご提出いただく確認書が異なりますのでご注意ください。
- 職場における積極的な検査
- 濃厚接触者である従事者の待機期間短縮のための検査
厚⽣労働省別紙:職場における積極的な検査等の実施⼿順(確認書貼付)
■医療用抗原検査キットのお申込みから納品までの流れ
① 弊社お問い合わせフォームよりお申込み
② 弊社よりご案内
お見積り、必要書類、商品詳細などをメールにてご連絡いたします。
③ 本申込み
発注のご連絡と確認書等の必要書類を弊社へご提出ください。
④ お支払い
会員様限定のwebサイトで決済をしていただきます。
⑤ 商品の発送
弊社より、商品の発送・納品いたします。
個人の方の購入方法は?
体外診断用医薬品は、一般的に医療機関等での使用が想定されるものですが、特例的に新型コロナウイルスの抗原検査キットは、使用されるご本人が薬局で購入することが可能です。
購入数量は、使用するご本人、同居家族等を含む数量をご購入いただけます。
ただし、医療用抗原検査キットは医薬品として取り扱われるので、購入時には薬剤師が書面を用いて留意事項等を説明することが義務付けられております。
厚生労働省が、医療用抗原検査キットを取扱っている薬局を取りまとめているサイトがあります。ご参照いただき、事前に検査キットの在庫があるか確認してからのご購入をおすすめします。
まとめ
抗原検査キットの種類や医療用抗原検査キットの購入方法等についてお話しさせていただきました。
今冬は、新型コロナウイルスと季節性インフルエンザの同時流行が懸念されております。
感染対策はもちろんのこと、同時流行に備え抗原検査キットのご準備をおすすめします。
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