コロナ禍で増える?「HSP」さん
HSP(Highly Sensitive Person:非常に敏感な人)とは、外界の刺激や体内の刺激にきわめて敏感に反応してしまう気質を指します。特になじみのない環境では、他の人が感じないほどの些細な刺激でも神経がたかぶる傾向があり、神経系の興奮が長引き、疲れやすくなります。HSPと想定される人は、全人口の15~20%と推定されています。
HSPは生まれつきの気質であり、病気ではありません。そのため、HSP自体を治療するというよりも、HSPをきっかけに起こる症状や障害などを改善し、自分の気質との上手な付き合い方を考えていきます。HSPは「繊細さん」とも呼ばれています。
実は筆者も「HSP」です。自身のストレスサインを見抜けずパニック障害を患った経験からカウンセリングを続けた結果、「HSP」の気質を持っていることが判明し、自身との向き合い方を変える・ルーティンをつくることで生活しやすくなりましたが、現在もちょっとした変化に体調不良に悩まされることもあります。
HSPは生まれながらに持った気質です。個人差が大きいといわれますが、共通する特性としては「周囲の些細な変化に気づきやすい」「小さな刺激に敏感に反応する」「情報を深く処理する傾向がある」などが挙げられます。(引用元:恩賜財団 済生会HP)
以下は、HSPの人にみられる状況の一部の例です。
■電化製品の音や晴天の日差しなどの刺激が負担になることがある
■相手のネガティブな感情を感じると、体が不調になることがある
■突発的な事態に驚きやすいため、サプライズを楽しめないことがある
筆者が実際に起きる一例として
■他人と同じ空間に3時間以上耐えられず体調を崩すことがある
■短期間にたくさんのことをしなければならないときに混乱したり不安になる
■音が気になりやすく、それによって体調を崩すことがある
ということもあり、同じHSPでもどのシチュエーションで体調に変化起きるか・なにに敏感になってしまうかは個人差があります。
また、HSPさんはとても敏感な面がある一方で、五感を楽しむものには他人よりもこだわりをもっていることもあるため、HSP気質を持つ人の好みの「音楽」や「アート」は世界観を広げてくれたり、他人が視野に入りづらいもの・他人の苦手を瞬時に感知して補ってくれるという素晴らしい一面もあります。
新型コロナウイルスの流行により、外出自粛の生活が続いていた結果、今まで気にならなかった「音・光・他人の感情・空間」などが気になるようになったりして「実は繊細だった」ことが発覚することもあります。
気づかないままストレスを受け続けると、さらに調子をくずしてしまうことがあります。
まずは自分のストレスサインを知っておくことが大切です。そして、そのサインが出ていないかどうか、ときどき自分の状態を観察するようにしましょう。自分のストレスに気づけるようになると、休息を取る、気分転換をするなどのセルフケアが早めにとれるようになります。(引用元:厚生労働省「みんなのメンタルヘルス」)
HSPだと思われる人がいたら、相手と自分の差を否定せず、どんな風に世界を体験しているのかを聞いてみてください。そして、その人の大変さを自分の感覚に当てはめて想像し、楽になる方法を一緒に考えみてください。そうすることで、その人が孤立してしまうことを防げるでしょう。
相手のつらさに配慮して行動しようとしても、自分の気持ちに余裕がないとなかなかできないことです。周囲の人たちも自分を大事にして、ゆとりある生活を送ることが重要です。
時には気分転換にお出かけすることも「心の体調」を整えることが可能です。
お出かけを楽しむのに我々ができることは、
マスクの着用と、3密の回避と、ワクチンの接種です。
接種の加速化を図っていくためにも、企業が職域接種の運用も検討していかなければなりません。団体ワクチン接種を行うことは後に集団で免疫を獲得するためにも必要な感染防止対策となるでしょう。
そこでサステナブルプランニング社では、会社でのワクチン接種「職域接種」の運用をコーディネートしてくれるサービスがあります。
■ 企業様の希望に沿ったサポートプランを用意しているので、比較的低価格な料金設定。
■ 病院に行かなくても良いため、時短で負担減+二次感染を防止。
■ コロナウイルス流行以前より、インフルエンザワクチンの出張法人ワクチンの実績有。
■ 医療法人社団宗仁会との提携で、複数の医療機関とのネットワークがあるので
実施日や接種人数にも柔軟に対応可能です。
法人・団体ワクチン接種のお問い合わせは、こちら
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医療法人社団宗仁会 監修