コロナの影響でがん患者が減っている?!
11月26日に国立研究開発法人国立がん研究センターは、国が指定するがん診療連携拠点病院等を含む院内がん登録実施病院、合計863施設から、2020年の1年間に診断または治療された患者さんの院内がん情報について報告書をまとめ、ウェブサイトで公開しました。
報告書によれば、2019年と比較すると新規にがんの診断や治療を受けた例は約6万人減少したそうです。1施設当たりの減少割合は4.6パーセントとなっています。
がんの罹患は2000年~2010年前後に増加し、その後は横ばいになっていましたが、実際にがん患者が減少したとは考えにくく、新型コロナウイルスの影響で検診や受診を控える人が増えたことが影響していると考えられます。がんは早期発見し、適切な治療を行うことでがんによる死亡率を減らすことができます。
コロナの影響で検診に行かなかったことによって、今後、がんの発見が遅れ、がんが進行した状態で見つかる人が増えるのではないかと懸念されています。
厚生労働省健康局がん・疾病対策課は、がん検診の必要性については、「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」に基づく検診が、がんによる死亡率を減少させる効果があることから、指針に示されている検診感覚で実施いただくことが望ましく、緊急事態宣言下であっても「不要不急の外出」には当たらないものとしていて、受診を推奨しています。
・最後に
コロナの影響により検診に行かなかった故にデータではがん患者が減ったように見えていますが、実際の患者が減ったというわけではありません。今回はがんについて話してきましたが、がんに限らず、他の病気でも早期発見しなければ大変なことになってしまいます。
コロナ禍でも体に何か異変を感じたらすぐに病院に行くようにしましょう。
ただし病院に行くときは最大限に感染症対策を行い、できる限りワクチン接種も済ませてから行くようにしましょう。
ワクチンを接種することで中和抗体を獲得できます。
中和抗体とは「体内へのウイルス侵入を防ぐ力」です。その抗体量が高いと感染リスクを回避するだけではなく、感染したとしても重症化を回避することができます。中和抗体を保有することは自分の為だけでなく、他人の為にもなっています。
リバウンドを阻止するために我々ができることは、
マスクの着用と、3密の回避と、ワクチンの接種です。
大切な人を守るために、接種の加速化を図っていくためにも、企業が職域接種の運用も検討していかなければなりません。団体でワクチン接種を行うことは後に集団で免疫を獲得するためにも必要な感染防止対策となるでしょう。
そこでサステナブルプランニング社では、会社でのワクチン接種「職域接種」の運用をコーディネートしてくれるサービスがあります。
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■ 病院に行かなくても良いため、時短で負担減+二次感染を防止。
■ コロナウイルス流行以前より、インフルエンザワクチンの出張法人ワクチンの実績有。
■ 医療法人社団宗仁会との提携で、複数の医療機関とのネットワークがあるので
実施日や接種人数にも柔軟に対応可能です。
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医療法人社団宗仁会 監修