新型コロナ後遺症外来が登場



新型コロナの感染症が治ったあとも、長く後遺症に悩まされる方が少なくありません。それに対し、新型コロナの後遺症を専門に診療するさまざまな外来が登場してきました。大学病院、クリニック、漢方専門それぞれの例を紹介します。



大学病院 コロナ・アフターケア外来

一部の大学病院では新型コロナ感染症を治療していますが、治療後にけん怠感や不安を訴える方が目立ち、フォローアップするために「コロナ・アフターケア外来」等コロナを患った患者様のアフターフォローをする専門科を立ち上げている。総合内科・総合診療科の医師が交代で診療するほか、皮膚科・耳鼻咽喉科・精神科神経科などとも連携しているところもあるそうです。


コロナの後遺症は、一人の方に複数の症状があることや、体のどこに原因があるかはっきりしないことがよくあります。特に専門の治療が必要でなければ、総合診療の医師がまとめて診ることが適しています。


各症状にどう対処?

新型コロナの後遺症では、けん怠感、息苦しさ、脱毛、嗅覚・味覚障害、不安・うつなどが主に報告されています。岡山大学病院では、それぞれ次のように治療しています。


けん怠感

コロナに感染して長く闘病したり隔離されて孤独になったりしたため、心身ともに疲れきっていることが、けん怠感の背景によくあります。それを把握して治療します。けん怠感の原因がはっきりすれば、それに対する西洋薬、わからなければ漢方薬を使います。甲状腺や副腎のホルモン異常、貧血、肝臓や腎臓の障害によってけん怠感が起こることもあります。そうしたホルモン異常などを血液検査で調べることもできます。


息苦しい

息苦しいという場合、コロナ感染症による肺炎や気管支炎が長引いているのか、新たに肺炎や気管支炎が起こったのかを、まず見極めます。それには、せきやたんのチェック、胸部X線やCTの検査、血液の酸素飽和度の検査を行います。新たに肺炎などを起こしていなければ、せき止めの薬やたんを切る薬を処方して経過を見ます。


脱毛

「浴槽の排水溝に詰まるほど髪が抜ける」と言う方もいます。それほどの脱毛ならコロナのウイルスが皮膚に直接影響している可能性も否定できません。しかし多くはストレス性の脱毛ではないかと考えられます。治療では皮膚科と連携し通常の脱毛に使う薬を使います。


嗅覚・味覚障害

新型コロナの感染症で鼻やのどの粘膜が荒れて匂いや味がわからなくなり、それが長引いている可能性をまず考えます。味覚の異常は栄養素の1つである亜鉛が欠乏して起こることも知られています。食事に偏りがないかをチェックすることも必要です。


不安・うつ

症状の詳しい様子やその背景に何があるかを見極めます。新型コロナにかかって周囲の人から冷たい目・厳しい目で見られたことが、しばしば不安やうつに影響します。コロナ感染症で仕事を中断せざるをえず、しかも後遺症でなかなか復帰できないことも影響します。





クリニックの後遺症外来

担当医の話によると「オンラインを含め毎日60人~90人の方を診ています。だるさが強すぎて動けない方などはオンラインの診察が必須です」


「新型コロナ感染症が重かったかどうかは、後遺症とあまり関係ありません。無症状だったのに後遺症だけ出た方もかなりいます。コロナの症状より後遺症のほうがきついと言う方のほうが多くなっています」


「後遺症が特に重いケースでは、尋常ではない強いけん怠感が現れます。あっという間に寝たきりになり、家事も通勤も通学もできなくなってしまいます。若い方は新型コロナ感染症で命を落とす可能性は低いかもしれませんが、後遺症のために今まで思っていたような人生が送れなくなることがよくあるのです」


「後遺症でだるいうちは、何かしようとしないことが重要です。体力が落ちてしまうのではと心配して強い運動を行い、そのために症状が重くなったケースがよくあります。いろいろなことにチャレンジするのは、だるさがなくなってからにしてください。」


「後遺症が周囲に理解されず、つらい思いをしている方も多くいます。PCR検査で陰性になったからもう働けるはずではないか、なぜ働けないのだと詰問され、会社をやめざるをえなくなった方もいます。家族から、なんでもコロナのせいにするなと言われ孤独感を深めている方もいます」



漢方専門のコロナ後遺症外来

北里大学東洋医学総合研究所には、漢方専門のコロナ後遺症外来があります。オンライン診療が中心です。また保険が適用されない自由診療です。所長の小田口浩さんは次のように話しています。


「後遺症の原因が今ははっきりしていません。漢方は原因をつきとめて治療するというより、患者さんの全身の状況やバランスをみて、それを整えるようなことをします。それが治療の目的です」


「漢方薬はたくさんの生薬を組み合わせています。たくさんの成分が全身のあちこちに効いて、それで治していくのが漢方です。コロナの後遺症も一人の方がたくさんの症状を訴えることが多く、これはまさに漢方薬が役立つ状況ではないかと思います」


「患者さんには、どんなときにその症状がよくなるのか悪くなるのかを聞きます。たとえばお風呂に入ったらどうか、天気がいいとどうかなどです。それらを含めて詳細に問診することが最も重要です。そのあと、患者さんの舌・話す声のトーン・顔色なども診て総合的に診断しています」





まだ少ない後遺症外来

コロナ後遺症を診療する医療機関はまだ少なく、情報もまとまっていません。患者さんはどこを受診して良いかすらわからず、大変な思いをされているようです。今は ご自身でインターネットなどを使って受診先を探していただくことになるでしょう。信頼できるかかりつけの医師に まず相談していただくのもよいと思います。


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