PCR検査を行う適切なタイミング(無症状の方)とは
テレビやインターネットなどで、「本日の新型コロナウイルス感染者が何人」というニュースが流れていました。「感染者」と表現されることが多いですが、厳密には「感染者」 ではなく「陽性者」です。
それはあくまで、PCR検査や抗原検査を受けて、陽性とでた人数を集計しているから。実際の「感染者」は、報告されていないだけでもっと大勢いるはずです。
今回はその「陽性」について、無症状でも検査が有効なのか、ご紹介いたします。
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潜伏期間とは
新型コロナの感染者が身近に居た場合、いまは無症状だがもし潜伏期間だった場合、正確な評価はできるのでしょうか?
潜伏期間とは、ウイルスが体内に入り感染してか最初に何らかの症状が出るまでの期間をいいます。
新型コロナウイルスの潜伏期間は平均2~4日前後と言われています。
無症状の場合の検査を行うタイミング
無症状の方において、今後このまま無症状で経過するのか、数日後に症状がでるのか予測ができないため、発症(症状などがでる)前の段階で「いま感染していて潜伏期間かどうか」という判断をしたい場合はPCR検査がオススメです。
「PCR」とはポリメラーゼ連鎖反応(Polymerase Chain Reaction)の略です。
「PCR検査」とは、検体の中に新型コロナウイルスの遺伝子配列があるかを検出する検査のことをいい、ウイルスは鼻や喉、唾液などから採取し、酵素を使って増やすことができます。ウイルスを増やすことで、少なすぎてもウイルスの遺伝子を見つけ出すことができます。
そのため、無症状でも感染していた場合、微量なウイルスが見つかれば陽性が出る可能性があります。
潜伏期間でも、感染させるリスクはある?
新型コロナウイルスに感染した人が、他の人に感染させてしまう可能性がある期間はいつまでなのか。
2023年4月の厚生労働省の資料によると、新型コロナウイルスに関して発症2日前から発症後7~10日間程度、他者への感染リスクがあるとされています。
そのため、感染して発症前の潜伏期間でも他の人に感染させてしまう恐れがあるという事が分かります。
2~4日前に食事をした方から「新型コロナウイルスに感染した」と連絡があった場合には、ご自身に感染している可能性があると言えますし、まさに今、他の人に感染させる恐れがあると言えます。
まとめ
新型コロナウイルスが5類になったとはいえ、新型コロナウイルスが存在する以上、大切な家族や友人に感染を広げたくないということに変わりはありません。
2~4日前に会った方が新型コロナウイルスに感染したと発覚した場合、色々と考えることもあると思います。
「感染しているがまだ潜伏期間なのか」
「これから症状が出てくるのか」
「そういえば喉が痛い気がする」
「もし感染していたら、家族にうつしたら、大変だ」
「家族は基礎疾患がある、重症化したら大変だ」
気になる場合には、いち早くPCR検査を受けることをおすすめします。
現在は無料の検査場はなくなり5000円前後の費用がかかりますが、ネットショップなどでは3,000円前後で購入することが可能です。
もしもの時に備えて、自宅に用意しておけば万が一の際にすぐに検査できるのでおすすめです。
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