「スーパー・スプレッダー」にならないために



コロナウイルスに感染すると症状が出ない方もいますが、韓国の研究で無症状でも発症者と同じウイルス量があると言われています。


あなたや周りがコロナに感染後、異常に感染を広めてしまう「スーパー・スプレッダー」になる前に、元祖スーパー・スプレッダーと言われている「メアリー・マローン事件」についてお話していきます。


メアリー・マローン事件は、「腸チフス」の健康保菌者メアリー・マローンが、1900年第初頭にアメリカ・ニューヨーク市周辺で散発した腸チフスの原因になりました。このお話は「腸チフスのメアリー」、「チフスのメリー」という通称で知られています。


料理人として働いていた彼女は、その料理から周りを腸チフスに感染させていきました。3回の訪問で強制的に身柄を確保し、検査でチフス菌が確認され、サウス・ブラザー島の病院で隔離されました。


その時代には健康保菌者という考えが珍しく、彼女自身も受け入れることができず「不当な扱いを受けている」という思いから衛生局に訴訟を起こしました。


敗訴にはなりましたが、この訴訟によって「食品を扱う職業には就かない」、「定期的に居住地を明らかにする」という2つの条件つきで隔離病棟から出ることができ、最初は衛生局との取り決めを守っていましたが、次第に彼女との連絡が途絶えてしまい、そこから5年後、25人の腸チフスの感染者と一緒に、偽名を使い料理人として働くメアリーが発見されました。


その後再びサウス・ブラザー島の病院で隔離され、そこから亡くなるまでの23年間、病院から出ることはありませんでした。彼女から感染した人は47名、そのうち3名の死者を出しました。




メアリーは過去に微弱な腸チフスに感染していて、抗体ができ胆のうに感染巣ができてしまっていました。そこから便に混じって排出されつづけたチフス菌は、メアリーの手指などに付着し、本人に自覚がなかったために手洗いを油断した際に食事に混じり、周囲の人間に感染したのだと考えられています。


このエピソードは、食品を扱う人がいかに衛生面に気を使うべきか、ということを公衆衛生の意識を高めるための教材として語られていますが、コロナでも同じことが言えると思います。


自分が無症状でコロナウイルスに感染していて、自覚なく油断したときに周りに移してしまい、重症化してしまったら…と考えると、とても怖いです。


ワクチンを接種したらそこでおしまい、ではなく、ワクチンを接種したときに最も重要なの「抗体量」だと思います。抗体の中でも「中和抗体」を持っているとコロナに感染しづらくなる、重症化しづらくなると言われています。

自宅でできる中和抗体検査キットで今の抗体量を確認して、ブースターショットの目安にしましょう。


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