
新型コロナワクチンの副反応で脇が腫れました
新型コロナワクチンを接種したことで、接種した側の脇や首などのリンパ節が腫れる副反応が出ることがありますが、時間の経過とともに自然に治ります。 |
今回は、ある方が実際に体験した話をご紹介していきます。
2021年夏、1回目の新型コロナワクチンを接種しました。
翌日に腕の筋肉が痛くなる副反応が現れましたが、3日後には痛みもなくなり、副反応が完全に無くなったと思って安心していました。
しかし、新型コロナワクチン接種から5日後に、ワクチンを接種した側の脇の下が腫れてきてしまいました。
すっかり副反応も無くなったと思っていたので、何か他の病気になってしまったのではないかと思い調べてみたところ、新型コロナワクチンを接種することによって脇の下や首元にあるリンパ節が腫れるという副反応があると分かりました。
厚生労働省の「新型コロナワクチンQ&A」に以下のように記載がございます。
Q.ワクチン接種後に脇のリンパ節が腫れました。注意すべきことはありますか。
A.ワクチン接種後に、接種した側の脇や首などのリンパ節が腫れることがありますが、時間の経過とともに自然に治ります。
乳がん検診は、ワクチン接種前に受けるか、ワクチン接種後に受ける場合は、リンパ節が腫れている原因について誤った判定がなされないよう、検診医にワクチン接種を受けたことを伝えるとよいでしょう。
新型コロナワクチン接種後に、接種した側の脇の下や首などのリンパ節が腫れることがあります。
厚生労働省が実施した、初回(1回目・2回目)接種における健康状況調査においても、例えばファイザー社のワクチン接種後に腋窩リンパ節腫大を含む、反応性リンパ節腫脹が1.5%程度報告されています。
なお、ワクチン接種後のリンパ節の腫れ自体は、免疫が反応しているためと考えられており、時間の経過とともに自然に治るものです。
ワクチンによるリンパ節の腫れは、一時的なものですので、乳がんによって起こりうるリンパ節の腫れとは異なるものです。
乳がん検診は、ワクチン接種前に受けるか、ワクチン接種後に受ける場合は、リンパ節が腫れている原因について誤った判定がなされないよう、いつ、どちらの腕にワクチン接種を受けたか、検診医に伝えるとよいでしょう。
なお、日本乳癌検診学会は、マンモグラフィ検査はワクチン接種前に施行するか、接種後に施行する場合も、接種から4〜6週間の間隔をあけることを考慮してもよいが、必要以上に間隔をあけることは推奨しない、としています。
また、米国のブレスト・イメージング学会も、ワクチン接種後の乳がん検診について、間隔をあけたスケジュールとすることを推奨しない、としています。
まとめ
新型コロナワクチン接種後の副反応でリンパ節が腫れるという事は、メディアでもあまり報告が無く、身の周りにも同じ症状の人がいないとのことで不安になる方が多いと思います。
厚生労働省が公開している健康状態調査によると、ファイザー社のワクチン接種後にリンパ節が腫れる方は1.5%いらっしゃるそうです。
この記事をお読みいただき、リンパ節が腫れるという副反応もあると知って安心していただければ幸いです。
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