カビとウイルスの違いは?
湿気によりじめじめするとカビが繁殖しますが、ウイルスはそこまで繁殖しないイメージがあります。
逆に乾燥するとカビは繁殖せず、ウイルスは活発になり感染症が流行しだします。
カビとウイルスは一緒に考えられがちですが違うものになります。
今回はカビとウイルスの違いについてお話していきます。
・カビとは
「カビ」とは真菌(しんきん)の俗名であり、実は私たちの肌や生活の一部にいます。
カビが発生する要因には、「栄養」「水分」「温度」「酸素」などがあります。 そのうち、どれか1つでも抑えることができれば、発生をしっかり防げます。
食品、ホコリ、髪の毛、石鹸カス、シャンプー、人のアカなど、有機物質はカビの栄養になりますので、こまめなお掃除を心がけましょう。
また、カビの胞子は常に空気中に漂っていますが、壁などで増殖して漂う胞子の量が増えると、感染症、アレルギー、中毒などを引き起こす恐れがあり、注意が必要です。
・ウイルスとの違いは
ウイルスは大きさが0.5μmなのに対し、真菌は3~40μmほどあります。
その微生物を確認するには顕微鏡を使いますが、真菌は光学顕微鏡で確認するのに対し、ウイルスはさらに小さいため光学顕微鏡で確認ができないので電子顕微鏡などの特殊な装置が必要になります。
構造については、ウイルスは「遺伝子とタンパク質の殻」という単純な構造の粒子です。細菌や真菌は細胞で、自分で細胞分裂をして増えていくことができますが、ウイルスは単独では増えることができず、ヒトや動物など、宿主の細胞に入り込み、増殖していきます。
コロナウイルスももちろん、人や動物などの体に入って増殖し、変異をしています。
変異は2週間に1回は変異をしているため、これからも感染力は強くなっていくかと思います。
・まとめ
今回は「カビ」とウイルスの違いに関してお話していきました。
カビは対策がありますが、ウイルスは一人一人が感染対策をしなければ意味がありません。
ですが、ワクチンの接種後やコロナウイルス感染後に体内に「中和抗体」を獲得できます。
中和抗体を獲得するとコロナウイルスに感染しづらい体になり、感染したとしても重症化しづらくなります。
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