コロナ禍で増加…妊娠中や産後のうつ
本来、祝福され幸せにあふれているように思える妊娠や出産ですが、周囲にはなかなか伝わらない「特有の孤独感や疎外感、不安感」を感じやすく、ホルモンバランスが通常時よりも崩れやすく情緒も不安定になりやすい状態から、コロナ禍以前より耳にすることがあった『妊娠/産後うつ』
これがコロナ禍に増加傾向にあるといいます。
『妊婦うつ』はどんな症状?
一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといった精神症状とともに、眠れない、食欲がない、疲れやすいなどの身体症状が現れ、日常生活に大きな支障が生じている場合など、うつ病の可能性があります。
うつ病は、精神的・身体的ストレスなどを受け、脳がうまく働かなくなっている状態です。
うつ病になると、ものの見方や考え方が否定的になり、自己嫌悪感に陥りやすくなってしまいます。
妊娠中にもさまざまなストレスからうつ病に発展してしまうケースがあり、
食欲にムラがある、何をしても楽しいと思えない、他人との交流が面倒に感じる、気力がなくなるなど、これらの状態が続くことを『妊娠うつ』といいます。
『産後うつ』はどんな症状?
また「産後うつ」はひどく悲しい気持ちや何でもないのに涙が出てしまったり、普段より怒りやすくなる、極度の疲労感に襲われるなど、他にも睡眠障害や摂食障害、自殺願望など症状が増えてしまう事もあります。
産後うつの軽度なものの一種が「マタニティーブルー」といわれます。
マタニティーブルーは一過性ですが、妊娠うつや産後うつはそれ以上続き、放置すると場合によっては治療が必要になってしまうケースもあります。
これらはコロナ禍以前から度々話題に上がる事もありましたが、コロナの影響で増加傾向にある事が問題視されています。
コロナ禍の外出自粛なども重なり、不安感が強くなってしまう女性が増加しているようです。
ただでさえ不安感に襲われているのに新型コロナウイルスの影響をさまざまな形で受けてしまい、さらに気分が落ち込んでしまうという負の連鎖が起きています。
本来であれば家族に支えられて挑む出産も、現在ではほとんどの産院が付き添いや立ち合い出産の制限しており、母親は入院中から出産、退院までひとりで過ごし生まれた子供以外の家族に会うこともできません。
退院後もコロナ禍で実家に帰省もできず、旦那さんはお仕事があるため、ワンオペが続き心身ともに疲弊してしまうのは容易に想像ができるつらい状況です。
予防や対策
妊娠・産後うつの増加傾向を受け、一部の産院では産後数週間、電話やオンラインで母親に連絡を取り、産後うつの傾向がないかなど母子ともに健康状態の確認を行っているという産院もあります。
母子ともに頑張って乗り越えた出産の後に幸福感より不安感が上回ってしまうのは、あまりにも悲しい状態です。
しかし母親一人で乗り越えるには大きすぎる壁です。周囲の人の協力が母親と子供を救うことに繋がります。
気分転換に外出をしようにも感染がこわい、コロナ禍でその不安を少しでも和らげることができれば多少は心の負担も軽減できるのではないでしょうか。
新たな命を守るお母さんたちの為にも、周りの方々の感染防止対策や協力は必要不可欠です。
感染者数のリバウンドを阻止するために我々ができることは、
「マスクの着用と、3密の回避と、ワクチンの接種」です。
接種の加速化を図っていくためにも、企業が職域接種の運用も検討していかなければなりません。団体ワクチン接種を行うことは後に集団で免疫を獲得するためにも必要な感染防止対策となるでしょう。
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医療法人社団宗仁会 監修