新型コロナウイルスによる意識変化
新型コロナウイルスのパンデミックにより世界各地で様々な感染対策が行われ人々の意識も大きく変化していきました。
日本ではパンデミック以前より体調不良や花粉症・職種により、マスクというものは身近なものではありましたが、世界で見れば全くマスクの習慣がない国もあったなか、新型コロナウイルスの世界的流行によりマスクの着用が共通の予防対策として一般的なものとなりました。
また非接触の対策として政府が促進したこともあり、以前よりもテレワークを導入する企業が大幅に増加しました。
手指や身の回りのアルコール除菌、人混みの回避など日常生活にも多くの規制がかかる事となり、コロナ禍以前の日常では考えられないほど人々のウイルスに対する意識は劇的に変化しました。
このパンデミックが起こらなければ、日常的に中和抗体という言葉がニュースなどで取り上げられることもなかった事でしょう。
しかし、悲観してばかりもいられません。
この歴史に残るであろうウイルスの脅威を教訓に、例え今後世界的に新型コロナウイルスが終息に向かったとしても、このような惨事を繰り返さない為にも除菌などの習慣は継続させる必要があると言えます。
更にこのウイルスは感染を通して様々な変異を繰り返しています。
ワクチン接種後どれだけ体内に中和抗体を保有できているか、これが今後の安心基準となるのではないでしょうか。
ワクチン接種から中和抗体ができるまでの期間は約2週間、一度できた抗体の持続期間は5カ月程度とされています。
ですが人により中和抗体の持続期間は異なるため、中和抗体検査はワクチン接種とセットという認識であるべきといえるかもしれません。
実際、早期にワクチンを2回接種した人の中には、既に中和抗体をほとんど保有していなかった人もいたといいます。
またワクチンの接種を行えない方でも既に中和抗体を保有している可能性もあります。
今後の安心した生活のためにも、自身がどれだけ抗体を保有しているか一度検査してみてはいかがでしょうか?
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医療法人社団宗仁会監修