ワクチンの種類は?
ワクチン接種が開始されて半年以上が経過し、接種人数は日本の人口の半数以上になりました。
ワクチンの種類がたくさんあって、何がどういうものなのかわからない方は多数いると思います。
今回は日本に普及しているコロナウイルスワクチンの種類についてお話していきます。
コロナだけではなく、ワクチンや予防接種はたくさんありますが、そもそもワクチンを打たなければならない意味は何でしょうか。
感染症にかかったり、ワクチンを接種すると抗体が作られますが、その中でもウイルスの毒素に中和作用を起こす「中和抗体」が作られコロナウイルスに感染しなくなったり、感染しても重症化しづらくなります。
ワクチンには「個人を守る」と「社会を守る」の2つの役割があり、予防接種を受けるとその病気に対する抗体がつくられ、多くの人が予防接種を受けることで免疫を獲得していると、集団の中に感染患者が出ても流行を阻止することができる「集団免疫効果」が発揮され、ワクチンを接種することができない人を守ることにもつながります。
モデルナ、ファイザーのmRNAワクチンとは、人口の脂質にウイルスのたんぱく質を作る遺伝情報の一部をいれ、接種します。
mRNAワクチンは今ノーベル賞のテーマの最有力候補になっていて、開発には30年の歴史があります。
モデルナとファイザーの違いに関しては「モデルナワクチンはどんなもの?ファイザーとの違いは?」をご覧ください。
アストロゼネカのウイルスベクターワクチンはmRNAと同じウイルスのたんぱく質を作る遺伝情報の一部を入れ接種しますが、ウイルスベクターワクチンはアデノウイルスというチンパンジーに感染し、風邪症状を起こすウイルスを使います。
危険なのでは?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、ウイルスベクターワクチンでは無害のウイルスを使っています。
接種は40歳以上の方が対象で、ファイザーと同様2回接種します。
2022年初頭で供給を受ける予定のノババックスの組み換えタンパクワクチンは大腸菌などに作らせたウイルスのタンパク質の一部をワクチンとして接種します。
この組み換えタンパクワクチンは過去にB型肝炎、インフルエンザのワクチンで使われ、過去の実績があるので、副反応なく接種ができるとみられています。
ノババックス製のワクチンについては「ノババックス製ワクチンはどんなもの?効果は?」をご覧ください。
最初にお話ししましたが、ワクチンを接種する事は「個人を守る」と「社会を守る」の2つの役割があります。
持病やアレルギーなどをお持ちではない方は積極的にワクチンを接種して中和抗体を作りましょう。
また中和抗体は、いつかはなくなってしまいますので「中和抗体検査」で今中和抗体があるかを確認しましょう。
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