モデルナワクチンはどんなもの?ファイザーとの違いは?
2021年2月、日本でのワクチンの接種が開始されました。
ワクチンに関して受ける前に知識をつけたい、どんなものか知りたいと調べる方も多いと思います。
今回はモデルナワクチンについて、ファイザーワクチンと比較してお話していきます。
モデルナワクチンとは
モデルナワクチンはアメリカのバイオ技術企業のモデルナ社が開発したワクチンです。
ワクチンの種類はファイザーと同じmRNAワクチンで、ウイルスのたんぱく質を作る遺伝情報の一部を、人口の脂質に包み接種します。
ファイザーと同様、12歳以上の人に2回接種を行い、コロナウイルスに対しての抗体ができます。
ファイザーとの違いは?
テレビやネットニュースでワクチンの情報を聞き、違いが判らない方が多いかと思います。
先ほどお話した通り、モデルナもファイザーもmRNAワクチンで、12歳以上の接種になります。
ですが、内部に含まれる遺伝情報の量が変わり、モデルナの方がより大きい遺伝情報を使用していて、膜に使用している脂質の違いもあります。
モデルナの発症予防効果は約94%、ファイザーは約95%となっていて、2回目接種後に免疫が確認できる時期はモデルナが約2週間、ファイザーは約1週間になっています。
接種間隔もモデルナは4週間、ファイザーは3週間となっています。
接種間隔の差は治験の時の差であって、現時点では異なるものとして示すものではないと言われています。
また保存方法も異なり、ファイザーは-90℃~-60℃、モデルナは-20℃で保管されていますが、ファイザーは安全を考慮しより低い温度で設定しているので保存温度による安全性に大きな違いはないと考えられています。
副反応の違い
順天堂大学などの調査で、ファイザーよりモデルナの方が副反応の症状が出やすいという結果が出ました。
モデルナワクチンの2回目の接種後に37.5℃以上の発熱が出た人が約8割、ファイザーワクチンの接種後の発熱は約4割と比べて倍以上高くなっています。
倦怠感や接種部位の痛みも、ファイザーより症状が出る割合が高く、不安に思っている方もいるかと思います。
ですが、アメリカの研究でモデルナワクチン接種後のデルタ株に対しての感染予防効果はファイザー製で42%だったのに対し、モデルナ製は76%と高く、副反応が懸念されますが、効果はきちんとあります。
ワクチンを接種したとしても抗体の持続は約半年と言われており、抗体がなくなってしまったら再度コロナに感染し、最悪重症化してしまう可能性がありますので、次回のワクチンの接種の基準にするため、中和抗体検査の使用をお勧めします。
「中和抗体」は抗体の1つで、ウイルスの感染力又は毒素の活性を中和できる抗体を中和抗体といいます。
中和抗体はワクチンを接種することで獲得でき、中和抗体がなくなると再度コロナウイルスに感染してしまいます。
ワクチン接種後、中和抗体があるか、ないかを確認するために「中和抗体検査」を使い、
再度ワクチンを打つ目安にしましょう。
サステナブル・プランニングが提供している中和抗体検査はこちらからお問い合わせください。
まとめ
今回はファイザーのワクチンについてお話していきました。
これからコロナウイルスは変異していき、その都度人やワクチンが対応していかなければなりません。
まずは重症化しないようワクチンを接種し、抗体があるか、ないかを中和抗体検査を使い確認しましょう。
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