コロナ疲れとはどういう疲れなのか
内閣府によるとコロナ疲れの定義はなく、外出時にマスクをつけることや、外出自粛を続けること、飲食店の時短営業による不便さを我慢することなどが想定されるといいます。
新型コロナウイルスによる様々な制約を受けることのストレスで、精神的に参ってしまう状態、新型コロナウイルス感染の猛威の中、先の見えない不安と休職による経済的な圧迫、自粛要請によるストレスなどが原因となり、イライラが収まらない、夜寝られないなどの症状が現れる心の不調のことを指すようです。
緊急事態宣言に続き、まん延防止等重点措置、テレワーク等での我慢と忍耐の日々がすでに1年を超えています。
人間らしい触れ合いや会話もできない、会えないという毎日が続きます。日本人は忍耐強い、真面目で決められたことに従う傾向があると言われます。しかし、さすがに疲れてしまったと感じるのも当たり前のことと思います。
コロナ疲れとはどういうことでしょうか。
人はさまざま、環境や置かれた立場により感じ方は違います。それでも多くの方が感じるコロナ疲れについて私の場合で考えてみます。
・友達と自由に出かけられない。
・職場の人とお茶や昼食をともにしておしゃべりもできない、電車通勤は無言で運ばれる。
・ちょっとカフェで一休みしたいと思ってもアクリル板で仕切られた中、無言でお茶を飲む
など・・・ああ、不自由だな・・・としみじみ思います。
それに、常にマスク着用や消毒、熱を測ることも日常になりました。だいぶ慣れてマスクを忘れることもなく、消毒液にもすっと手が出る反射状態になりました。
そして、なんとなく疲れているなと感じることが増えたようです。この疲れをそのままにしているとメンタルヘルス不調に陥る恐れも十分考えられます。
コロナ疲れについての考え方や対処法を探る
これまで新型コロナウイルス感染症の予防対策や不安、ストレスについてその解消法として、呼吸法や自律訓練法、マインドフルネス等をお伝えしてきました。今回はコロナ疲れについて考え方や対処法を探ってみたいと思います。
私たちが「疲れた」というとき、体が疲れていると思うけれど、実は脳が疲れている、自律神経の乱れともいわれます。
疲れた時に気分転換の運動をしてすっきりできたといいますが実は疲労は蓄積しているとのことです。何より休むことが大切だそうです。
では、コロナ疲れはどうなのでしょうか。脳の疲労とも考えられます。一方で正体のわからない疲れがたまっているとも思われます。
これらの自分の疲れについて書き出して、その実態を眺めてみましょう。それに対して今後どうしていくのかを考えることが必要ではないかと思われます。
我慢、忍耐している自分、人間らしい生活ができずにつらいと感じる自分、将来の予測がつかない中でワクチンに頼り何とか元の生活に戻るまで耐えようと頑張る自分をしっかり認めましょう。「よく我慢しているね、自分」とほめてあげましょう。
そして次に説明する図に示したコロナ疲れをしっかり確認して正体を見定め、このコロナに向き合う自分はどうありたい自分であるかを明確にしておきましょう。
自分の「コロナ疲れ」とは何かを確認する
まず、私の「コロナ疲れ」とは何か、確認してみましょう。
自分は何にこんなに疲れてしまっているのか・・・。
自分のこころの疲れを言葉にしたり図にしたり色で表現したりして可視化してみます。わけのわからない疲れの正体・実態はなんなのか探ってみましょう。
ワクチン接種が進んでいます。新たな変異株のニュースも続きます。
先が見えない状況はまだありますが、コロナ疲れについてご自身の整理をして少しこころを休めて日々を過ごしていただきたいと思います。
「明けない夜はない、必ず朝が来る」と信じて前を向いて過ごしていきたいと思います。
まだ新型コロナウイルスの流行は収束しませんが、皆さんや皆さんの大切な方々が安心して過ごせるよう新型コロナウイルスワクチン接種後に中和抗体検査を受けて抗体の有無を確認してみましょう。
体調管理、予防の徹底を行いウイルスに打ち勝っていきましょう。
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これからワクチンパスポートが普及されるかもしれませんので、証明書の発行ができる場所を確認しておきましょう。
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