コロナによって新たな問題が男性に急襲!
コロナウイルス蔓延により、都心部でお勤めになられる方々は
【リモートワーク】の推奨がなされました。
ほとんどの企業がリモートワークに遷移されたのは「感染リスクの回避」の為です。
このリモートワークによって生活様式も変わり、
免疫力を上げるために様々な習慣が改善される一方、
変える事が難しいものもあります。
それは「筋肉量」と「体温」です。
この2つは継続的に運動習慣がないと、維持と向上が難しいもので、
特に中高年以降は筋肉量が落ちやすくなります。よって体温も低くなりやすいです。
さて、この筋肉量と体力が落ちると何が問題になるかというと
「免疫力」だけではなく、「冷え性」が問題となります。
冷え性は女性の悩みというイメージが強いが、最近、ある理由から冷え性に悩む男性が増加しています。
男性は冷え性の自覚がなく気づいていない人も多いのですが、筋肉量が落ちる中高年以降は誰しも冷え性のリスクがあります。そして最近は、新型コロナを機に普及したリモートワークが冷え性の原因に繋がってしまう可能性があるのです。
女性の冷え性と男性の冷え性の起因はそれぞれ特徴があります。
女性の冷え性…体質やホルモンバランス
男性の冷え性…運動不足・肥満・ストレス
今回は男性特有の冷え性についてもう少し深く掘り下げていきます。
運動不足
まずは運動不足。コロナ禍の自粛中、自宅で長い時間を過ごすうちに運動量が減ったという人も多く、その結果、筋肉量が低下してしまい全身が血行不良になっていきます。
筋肉には血液を全身に送るポンプの役割があり、血行をよくしてくれます。しかし、筋肉が落ちるとその分末端の足先や手先に血が行き渡りにくくなってしまいます。これまでは出勤するだけでも軽い運動になっていましたが、リモートワークに切り替わってからほとんど運動をしなくなった人は要注意。
肥満
2つ目の肥満。揚げ物などの肥満を招く高脂質な食事は、メタボリックシンドロームのリスクを上げて、血液もドロドロにします。ドロドロの血液は循環が悪く、皮膚の血液の流れが低下するので手先や足先が冷えてしまいます。一見、太っている人は温かそうに見えますが、体が大きくなった分、冷たい空気に触れる範囲も広がっています。太っている人が冷えに悩んでいるケースも多いです。
リモートワーク中に太ったという人は【運動不足を解消しないまま高脂質な食生活を送っているはず】生活の乱れが冷え性を招いていることも覚えて頂きたいです。
コロナ対策としてこまめな換気は必須なので屋内は寒いです。日常的に体が冷える環境が、男性の冷え性を長引かせる要因。言ってしまえば、夏場でもクーラーが効いている部屋でずっとリモートワークしていたら冷え性になりますね。
ストレス
そして3つ目のストレス。リモートワークで『仕事のオンオフが切り替わらない』と悩んでいる人が多いですが、そのストレスは自律神経のバランスの切り替えにも悪影響を及ぼしています。通常、活発に活動する日中は交感神経が優位になり、夜のリラックスタイムは副交感神経が優位になることでスムーズに入眠できます。しかし、リモートワークに慣れていない人は、仕事が終わってもなかなか気が休まらず、常に交感神経優位になって仕事モードが続きストレスがたまってしまう、結果的に寝不足になる可能性もあり、仕事の効率も下がる為、まさに悪循環。
これらの改善には、食生活と運動習慣の改善が課題となる。
これらに意識をしていけば、生活習慣の質が上がり、免疫力の向上や体温上昇にもつながります。